コワーキングスペースで塾を経営するのがチャンスな3つの理由
こんにちは!
エニシア高松インテリジェントパーク店の児玉です。本日は学習塾を経営する方がコワーキングスペースを活用するメリットをご紹介したいと思います。
僕がコワーキングスペースを経営していた岐阜県岐阜市はとても教育熱心な地域でした。岐阜駅を降りたすぐのメインストリート街に立ち並ぶ商業施設の約半分は塾であるといっても過言ではないくらいです。このような大手の競合がひしめく中で、僕は個人で経営する学習塾などとても対抗できないだろうと思っておりました。そんな中、コワーキングスペースで塾として開業されたお客様を見て当初は正直難しいのではないかと思っておりました。
しかし実際はコワーキングスペース×塾というのはとても相性が良く、あっという間に事業を軌道に乗せられたのです!この理由は一体なぜでしょうか?
目次
魅力的な空間が集客力アップに繋がる
近年はオンラインで全国トップレベルの講師の授業を受けられる環境が普及してきたため、塾の果たす役割は良質な授業の提供から質問応対や自習室の提供にシフトしてきていると感じます。
実際に授業を行わない塾も増えていますよね。では魅力的な自習環境とは一体どのようなものでしょうか?
実はコワーキングスペースを経営していた頃は無機質なセミナールームよりも、リビングのような家具が置かれたフリースペースでくつろぎながら勉強したいという生徒からのニーズが圧倒的に多かったのです。これは学習塾を経営する側としては競合がマネできない大きな強みとなるのではないでしょうか?エニシア高松インテリジェントパークの家具はこだわってあり、内装も一般の塾とは一線を画しております。一度体験として来た生徒はきっと喜び入塾の決め手になるかと思います。
さらに昨今はコロナウイルスの影響もあり、自習環境の確保が非常に難しくなっております。図書館は閉館し、大手予備校の自習室は規制され、ファミレスやカフェは席数に制限をかけられたこともあり満席です。潜在的なニーズはもの凄くあるため、この強みを活かしたマーケティングやセールスをしてみてはいかがでしょうか?
店舗のオープン、クローズ、清掃をしなくて良いため自由な時間が格段に増える
学習塾を運営するために、塾店舗のオープン、クローズ、清掃を行うとなれば経済的負担だけでなく、時間的負担、体力的な負担も増えてしまいます。生徒は受験の追い込み時期には1日12時間程度勉強することもザラですので、生徒をサポートするために先生はプライベートも全て捨てて生徒のために捧げる必要が出てきます。そんな悩みを一挙に解消できる環境こそコワーキングスペースなのです。
コワーキングスペースは毎日店舗スタッフがオープン、クローズを行ってくれますし、朝9時から夜23時まで受験生が勉強したい時間をしっかりカバーしています。ドリンクの準備や備品管理、清掃は店舗側が行ってくれますし、辞書や参考書を預けておくための鍵付きロッカーも備え付けてあります。
「授業の時間までフリースペースで自習しておいてね!」とさえ伝えれておけば先生側の時間の自由も広がります。空いた時間を授業の準備や生徒のフォローに使えたら正にWin-Winですよね。
オフィスを賃貸するのに比べ必要コストが激減し、売上に経費が対応してくれる
仮に学習塾を営むため、香川県にオフィスを借りた場合とエニシア高松インテリジェントパークを活用した場合のコストを比較してみましょう。仮に物件を賃貸して塾を経営するとなると、個別指導の場所に加えて自習環境も提供する必要があります。そのため基本的にはワンフロアごと借り上げる必要が出てくるのですが、するとどんなに田舎だとしても10万円以上の固定費がかかります。しかも学生の利用時間は平日の夕方以降と土日祝日のみのため、賃貸で場所を確保する場合長時間のアイドルタイムが発生してしまいます。加えて逆に賃貸しているスペースのキャパを生徒の人数が上回ってしまうかもしれません。これらを踏まえた上で賃貸するオフィスの想定としては広さ25坪〜30坪、場所は高松市内で駅徒歩10分程度の物件にします。まずは初期費用の比較から
高松市内でオフィスを借りた場合 初期費用
敷金 | 90万円〜180万円(オフィス賃貸の敷金は一般的に賃料の半年〜1年) |
仲介手数料 | 15万円(家賃1ヶ月分) |
火災保険 | 3万円 |
鍵交換代 | 1万円 |
机や椅子などの什器や家具 | 50万円 |
内装費 | 0万円〜10万円 |
合計金額 | 159万円〜259万円 |
エニシア高松インテリジェントパークを利用した場合 初期費用
入会金 | 5,500円(入会金は主契約の方にのみ発生します。) |
合計金額 | 5,500円 |
コワーキングスペースは仕事をする環境として整備されているので什器や机、椅子なども用意する必要がなくイニシャルコストがほとんどかかりません。両者の差は100倍以上ですね。
続いて毎月のランニングコスト、固定費の比較に移ります。これまで、コスト削減の対象から除外されることが多かった固定費ですが、コワーキングスペースを利用すれば、以下のような固定費を削減することが可能になります。
・オフィス賃料
・インターネット回線費
・光熱費
・清掃費用
・備品費用
これらの固定費は、塾の売上に関係なく毎月発生するものですので、できる限り費用の削減を図りたいものです。コワーキングスペースを利用する場合、一般的には、上記のようなサービスや固定費が、すべて月額使用料に含まれています。ではまずは高松市内でオフィスを借りた場合の毎月のランニングコストから。
高松市内でオフィスを借りた場合 毎月のランニングコスト
オフィス賃料 | 15万円 |
インターネット回線費 | 5000円 |
電気ガス水道などの光熱費 | 2万円 |
清掃費 | 3万円 |
合計金額 | 20万5000円 |
エニシア高松インテリジェントパークを利用した場合 毎月のランニングコスト
月額会員費用 Alldayプラン講師分 | 18084円(5480円+税×3名) |
月額会員費用 学割Alldayプラン子契約 | 98560円(4480円+税×20名) |
合計金額 | 116644円 |
倍近くの差が生まれましたね。さらにコワーキングスペースにはフリーアドレス制(固有の席が設けられているわけではない)のスペースが存在するため、生徒の出入りや人数に対して比較的柔軟に対応できます。またコワーキングスペースの利用料金は上の表を見ての通り生徒の人数に対する従量課金制のため、経営側としては生徒の人数に応じて経費(コワーキングスペースの賃料)が発生する形になります。つまり売上に経費が対応してくれることになるのです。
これは経営側としては非常にありがたいことです。3月、4月など生徒の入れ替わりが激しい季節は売上の予測を立てることがどうしても困難になりますし、生徒はガラガラなのに家賃の固定費だけ重くのしかかるのは苦しいですよね。
そのため自習室に加えて集団授業を行うセミナールームや個別授業を行うミーティングルーム、ホワイトボードまで完備しているコワーキングスペースはまさに塾経営するにはうってつけの環境であると言えます。こうした塾特有の生徒数の変動に対応できるのがコワーキングスペースなのです。
僕も店舗オーナーをするまで学習塾とコワーキングスペースとがこれほど相性が良いとは思いませんでした。個人事業主を始めとして塾をされている方は多いと思いますので、ぜひコワーキングスペースの可能性に着目して頂きたいです!