法人が新たな支社や支店としてコワーキングスペースを活用すべき3つの理由
こんにちは!
エニシア高松インテリジェントパーク店の児玉尚武です。本日は新たに支店や支社などの拠点を設けたい法人がコワーキングスペースを活用するメリットをご紹介したいと思います。
目次
社員の増減や支社、支店の移動など環境の変化に柔軟に対応することができる
多くの企業では各地の営業所や支店をコワーキングスペースへと移行させ経営を効率化するセカンドオフィスやサードオフィスとしてのコワーキングスペース活用が中心となっております。状況に合わせて支社、支店のオフィスを各地に低コストで確保できることや、従業員数の増減に伴いオフィスの拡大、縮小が容易にできるフレキシブルさも経営側としてはありがたい部分ですね。
特に昨今はITによる急激な技術革新が進み変化が激しいです。コロナ禍という未曾有の窮地にも立たされ、5年後、10年後どころか1年後でさえ未来を予測することが困難になっております。そのような時代背景において周辺調査→物件選定→審査→入居→内装整備→什器の搬入と実際の仕事着手までに数ヶ月かかる一般的なオフィスを構えてその先何年も何十年も同じ場所で仕事をするというのは考えにくいですよね。
従来のオフィスと比べイニシャルコスト、ランニングコスト共に大幅削減することができる
企業がコワーキングスペースを利用する背景には、「経費削減」という経営面での大きなメリットがあります。自社の拠点をすでにお持ちの事業者が新規開拓のエリアへの営業拠点として活用する場合や、リモート対応で社員が仕事ができる環境を整備する場合などに活用いただくと、自社で新たな物件で賃貸するような一般的な場合に比べて圧倒的にコストを抑えられ、時間も労力も効率的に進められます。具体的に香川県に15名の社員を抱える企業がオフィスを借りた場合とエニシア高松インテリジェントパークを活用した場合のコストを比較してみましょう。尚、賃貸するオフィスの想定としては広さ25坪〜30坪、場所は高松市内で駅徒歩10分程度の物件にします。まずは初期費用の比較から
高松市内でオフィスを借りた場合 初期費用
敷金 | 90万円〜180万円(オフィス賃貸の敷金は一般的に賃料の半年〜1年) |
仲介手数料 | 15万円(家賃1ヶ月分) |
鍵交換代 | 1万円 |
机や椅子などの什器や家具 | 50万円 |
内装費 | 0万円〜10万円 |
合計金額 | 159万円〜259万円 |
エニシア高松インテリジェントパークを利用した場合 初期費用
敷金3ヶ月礼金1ヶ月 | 32万円 |
法人プラン入会金 | 5,500円(入会金は主契約の方にのみ発生します。) |
合計金額 | 32万5,500円 |
コワーキングスペースは仕事をする環境として整備されているので什器や机、椅子なども用意する必要がなくイニシャルコストがほとんどかかりません。また個室を契約する場合もほとんどのコワーキングスペースでは敷金や礼金が安く、中には敷金や礼金が不要な店舗もあるくらいです。両者の差は4倍以上ですね。
続いて毎月のランニングコスト、固定費の比較に移ります。これまで、コスト削減の対象から除外されることが多かった固定費ですが、コワーキングスペースを利用すれば、以下のような固定費を削減することが可能になります。
・オフィス賃料
・インターネット回線費
・光熱費
・清掃費用
・備品費用
これらの固定費は、会社の業績に関係なく毎月発生するものですので、できる限り費用の削減を図りたいものです。コワーキングスペースを利用する場合、一般的には、上記のようなサービスや固定費が、すべて月額使用料に含まれています。
高松市内でオフィスを借りた場合 毎月のランニングコスト
オフィス賃料 | 15万円 |
火災保険料 | 2万円 |
インターネット回線費 | 5000円 |
電気ガス水道などの光熱費 | 3万円 |
コーヒーお茶などのドリンク代金 | 1万円 |
複合機のリース代金 | 2万円 |
合計金額 | 23万5000円 |
エニシア高松インテリジェントパークを利用した場合 毎月のランニングコスト
個室利用料金 | 8万円 |
フリースペース利用分法人プラン月額会員費用 主契約 | 10780円(9800円+税) |
フリースペース利用分法人プラン月額会員費用 子契約 | 30492円(1980+税×14名) |
印刷やコピーした分だけの料金(500枚計算) | 3000円 |
合計金額 | 12万3272円 |
倍近くのコストの差が生まれましたね。家賃と人件費は多くの企業における二大支出ですが、IT業界を始めとするアメリカの企業がこぞってコワーキングスペースを活用する理由が分かりますね。コワーキングスペースには個室とフリーススペースとがあるため、個室は必要最低限の広さのものを賃貸し、打ち合わせや作業にはフリースペースを使えば十分です。荷物を預け入れたり、機密性の高い情報を取り扱う仕事や商談の際には個室で行えば良いですね。手狭になったら広めの個室に移動すれば良いですし、ほとんどの作業をフリースペースで行えば事足りることが分かればもっと安価な賃料のスペースに移動することができます。参考までにエニシア高松インテリジェントパーク店の個室の一覧表を掲載させて頂きます。
時間や手間を大幅に削減することができる
専用オフィスを借りる場合ですが、下記のことを行う必要があります。
・物件リサーチ
・契約
・内装業者選定
・工事
・物品選定
・電話回線
・ネット回線
・水道・電気・ガス開通
ここで注意しないといけないのが、内装工事等は物件を契約してから行うものということです。つまり賃料が発生してから行うことになります。フリーレントがつく場合は必ずしもそうではありませんが、内装工事から事業を本格的に開始するまでの間でも賃料が発生しますので、収益を生み出していない間にもコストが発生してしまうことになるのです。
一方、コワーキングスペースの場合は当然すでに稼働していますので、契約後すぐに利用が開始できます。早ければ即日利用をスタートすることも可能ですので、PCを持っていればすぐに事業をスタートさせることが可能です。
売上があがるまでのコストはそのまま損益上のマイナスに直結しますので、このコストを抑制できるのはとても大きいですし、また時間軸の問題から言っても1~2ヶ月の種まき期間が早いか遅いかで初期の売上獲得は変わってきますので、その点から見てもコワーキングスペースは有利と言えます。
駅前の一等地にオフィスを構えるのがステータスであるという価値観はもはや時代遅れです。企業も令和の時代にあったオフィス選びをしていきたいですね。